山行報告 【記 長谷川】
2004・11/3 裏妙義 仲木沢小山沢左俣
メンバー 長谷川、他
所沢6:15⇒妙義湖8:30→小山沢出合8:40→二俣10:30→10:40奥の二俣11:20→ルンゼ入口11:30→岩稜11:45→岩峰基部12:20→登山道12:35〜12:45→妙義湖13:35⇒所沢17:00
仲木沢沿いに車をとめて出発。青空が見えるが雨がパラパラ落ちてくる変な天気だ。林道を少し歩くと小山沢の出合、左の踏み跡から堰堤を越え入渓。
20年前の遡行図しか手に入らずちょっと心配。沢が右に大きく曲がると大岩のある3m滝、水量が多いので右の釜の脇をへつるがちょっといやらしい。赤や黒の滑が続き美しい。
また、大岩4m滝が出でくる。右から50mくらいスラブが出合い、その上はゴルジュなり3m、3m、5m滝と続く。5m滝は落口が悪いのでザイルを出す。さらに美しい滑滝が続く。
紅葉も真っ盛りでヒラヒラと落ち葉が舞う。しかし、落ち葉でホールドが見えなくなり極めて登りにくい。またまた大岩のある8m滝に出合う。しばらく迷ったあげくに右のスラブから直登。見た目よりやさしかった。
左右から枝沢やルンゼが入っている。この間の長雨のせいかどの沢も水が流れている。また美しい滑床をヒタヒタ歩いていくと15mのハング滝に出合う。これはまったく登れそうもないので、右のルンゼを慎重に登り、支尾根を乗り越えて懸垂で沢床に降りる。
さらに、いくつかの滑滝を越えていくと、沢は明るく開け、二俣となる。右俣の奥には2段10mの滝が望める。私らは左俣に入る。この辺から沢はいくつにも分かれていてルートがわかりにくい。
ところどころインゼル状になっている。4m滝を越えるとまた二俣になる。(ここでルートを間違えてしまったようだ。)さらに左俣に入り大岩付の3m滝、滑滝を越えていくと沢は左に大きく曲がり、8mハング滝に行く手をふさがれる。
右から巻こうとリッジを登るが、沢はルンゼ状となり、奥に急峻なスラブ滝をいくつも懸けている。沢に戻るのをあきらめて支稜を登ることにする。すぐに急な岩稜となる。
小岩峰を越えるところは安全のためザイルを出す。浮石だらけ、枯木だらけ、おまけに生きている木まで根元がグラグラで緊張のしっぱなし。岩峰を越えると幅1mぐらいのナイフエッジとなる。
さらにブッシュを漕いでいくと稜線の岩峰の基部に突き当たる。基部を右に50mぐらいトラバースすると登山道に出た。相馬岳の直下のようだ。ルートを間違えて時間がかなりかかってしまったので、金洞山をあきらめて登山道を下降することにする。
この道も鎖場が多く、展望も抜群で楽しく下山できた。